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JUGEMテーマ:映画


天国は あなたを見て言うだろう
人を完全にするもの

それこそが愛だと――
 

原題:The Reader
1958年のドイツ。15歳のマイケル(ダフィット・クロス)は21歳年上のハンナ(ケイト・ウィンスレット)との初めての情事にのめり込む。ハンナの部屋に足繁く通い、請われるままに始めた本の朗読によって、2人の時間はいっそう濃密なものになるが、ある日、ハンナは忽然と姿を消す。1966年、大学で法律を学ぶマイケルは傍聴した法廷の被告席にハンナを見つける。裁判に通ううちに彼女が必死に隠し通してきた秘密にようやく気づき、衝撃を受けるのだった。

先月の25日に「Dr.パルナサスの鏡」を見に行きました。ヒース・レジャー出演の最後の映画でした。R.I.P.心より。切なすぎてまだ「Dr.パルナサスの鏡」の記事は書けそうもないので、代わりに本作について感想文をしたためていこうかと思います。

この作品、主演はケイト・ウィンスレット。しかし、当初、彼女のスケジュールの都合がつかなくなり、代役にニコール・キッドマンが起用されたそうだ。撮影が始まってから、ニコールが妊娠。降板。それによって、結局ケイトが主演をつとめることになったという、ちょっとしたハプニングがあった。そしてケイトは、この作品の演技が認められ、アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞している。文句ないでしょう。この役を演じるケイトには、非の打ち所がない。

それにしても、「朗読者」という大ヒット小説が原作なだけあって、本当に私好みの映画になっている。最近はちょっとペースが落ちたものの、私は小説を読むのが好きなのだ。だからもし、インテリな彼氏なんかが出来ちゃった場合(ないけどw)本を読んでくれたらどれだけ夢心地になれることか。いや、本気で読んでくれないだろうか。

気の強いハンナと、気の弱いマイケル。でも、その人格の本質は、見えているものとは全くの正反対だったりする。それは物語が後半に進むにつれ、如実に表れてくることになる。

20歳以上も年上の女性に一目惚れしたマイケルは、彼女の家へ訪れる。そしてマイケルは初めて女性を知ることになる。それから毎日のように、まるで熱にうかされたようにマイケルはハンナのもとを訪れるようになる。無邪気さそのもののマイケルは、いつしか生活の全てがハンナ中心となっていく。

ある日、ハンナはマイケルに本を読むように言う。マイケルの朗読の上手さに、ハンナは「順序を変えましょう。坊やが本を読んでからMake Loveということにするわ」と言う。マイケルは嬉々として、毎日様々な物語を読み聞かせる。ある時はシリアスに、ある時は感情たっぷりに、ある時は演技を交えて。ハンナは笑い、号泣し、怒った。きっと観客は気づくはず。朗読を聴いている時のハンナが、最も感情豊かで、人間らしいということに。

深く愛し合っているはずの2人にも、やがて終わりの時がくる。それはあまりにも突然であった。マイケルがハンナの家へ訪れると、そこはもぬけの殻。彼女が突如、行方をくらましてしまったのだ。
そこから何年も時が流れ、マイケルも大学生になる。長い長い月日の中、彼の心にはいつもハンナの存在があった。弁護士を目指していた彼は、授業で裁判を見学することになる。そこで、運命的な再会を果たすのだ。裁判の被告人が、まさしくハンナその人だったのだ。

ユダヤ人を収容していた監獄の看守として働いていたハンナは、殺人罪に問われていた。
明らかにハンナにとって不利な裁判であった。マイケルは衝撃を受け、そして苦悶する。

ハンナの罪の軽重は、ひとつの、たったひとつのある秘密にかかっていたのだ。
マイケルは、裁判中にその事実に思い至る。それを裁判で証明することができれば、ハンナの罪は軽くなる。しかし、彼はその秘密を言うことが出来なかった。それは、彼女を守るためでもあり、同時に傷つけることにもなった。

それからまた年月が過ぎる。何日も、何ヶ月も、何年も。そして、何十年も……。

マイケルはそこで、ある行動を起こす。それは、自分がハンナに出来る唯一の行動であった。
その行動がハンナに希望を与え、冷たい牢獄に温かな光を注いだ。マイケルから届く無数のテープ。そう、そこには、彼の朗読が録音されていたのだった。ハンナにとって、それは紛れもない、唯一の生きがいであったことは間違いないだろう。そのテープがきっかけで、ハンナは「秘密」に挑戦するのだった。

マイケルは自分と同年代の女性と結ばれるが、結局は離婚していた。ハンナとの出会いは、マイケルの人生を大きく変えていた。しかし、それは必然だったのだと私は思う。それを罪だとするのなら、私は声を大にして異を唱えたい。

涙なしでは見られない、素敵な映画である。

予告編


公式HP


映画の世界を広げよう!


2008年 アメリカ・ドイツ
監督:スティーブン・ダルドリー
出演:ケイト・ウィンスレット、レイフ・ファインズ、ダフィット・クロス、ブルーノ・ガンツ、レオ・オリン、アレクサンドラ・マリア・ララ他

自己満足的評価 ★★★★☆





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Comments

独裁者観てみて。
  • チャップリン
  • 2010/02/03 11:35 PM
チャップリン様
はじめまして!コメントありがとうございます。「独裁者」はもう見てますよ。名作すぎて、私には感想文を書くのが恐れ多いです。
  • ロレイン
  • 2010/02/04 6:22 AM
そうですか。
やっぱり観てましたか。

名作すぎて感想書けないという感想もなかなかですね。

尊敬です。

毎日更新楽しみにしてます。
  • チャップリン
  • 2010/02/04 11:33 PM
チャップリン様
父がチャップリン出演作を持っていて、小さい頃から見ていました。チャップリン様のコメントを見て、再度見直してみたくなりました!これからもよろしくお願い致します。
  • ロレイン
  • 2010/02/06 8:09 AM
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